2007年05月03日

確実に動物行政の改革に向かっています。

殺処分をなくしたいという私たちの想いが
確実に1歩1歩、この国の動物行政の根幹を変革させています。

2007年5月1日 厚生労働省
 [狂犬病予防法に基づく抑留業務等について]という告示
長い間、「狂犬病予防法」に基づき、「抑留」されてきた犬たちの、
公示期間終了後の「処分」のあり方についてほとんどが「殺処分」という自治体業務の
実態が続いてきました。

このたび厚生労働省、環境省ともに、法令で定められた「処分」は=「殺処分」ではなく
「適性があると認められるものについてはできるだけ生存の機会を与えるように努めること。」として
まずは「譲渡」の判定を最優先に業務を行うことを示した。
フローチャートとともに、
2007年5月1日付けで、各都道府県、政令市 特別区 衛生主管部(局)長 宛に
厚生労働省健康局結核感染症課長より
[狂犬病予防法に基づく抑留業務等について]という告示が出されました!

この内容は、先の4月10日(火)の衆議院環境委員会で
松野頼久議員が、犬猫の殺処分数を削減するための施策のために
狂犬病予防法と動物愛護法との関係整理についての質問を行ってくださった際
狂犬病予防法の管轄である厚生労働省
動物愛護管理法の管轄である環境省に
自治体への告示を要望したことに応えて出された内容になっています。

嘆願署名を無駄だと言う人たちがいます・・・
意味があるのかと聞かれることもあります・・・
私はいつも無駄ではない「継続は力なり」と答えます。(自分にも言い聞かせています。)
これからも、動物達がより暮らしやすく人間と共存して幸せに天寿をまっとうできる社会に
変えていきたいですね。
殺処分を待つ時のあの子達の悲しげな瞳は忘れてはいけないと思います。
今まで人間の都合で殺処分されてきた子達のためにも・・・
これからも、「結果」が出るまでこの件に限らず私はやり続けていきたいと思っています!
日本の動物愛護法は他の国と比べかなり遅れていますから・・・
悲しいことばかり続きましたが今日は良い報告が皆さんに出来てうれしいです。
動物愛護法改正目指してがんばります!
物言えぬ動物達の代弁者になれるのは私達だと思っています。みんなで「声」をだし
「心」で今まで虹の橋を渡った子達の思いを抱きながら前進していきましょう。